私はストリートファイターVをメインとしたヒットボックスプレイヤーです。
ヒットボックスを使用するまではHORIのファイティングコマンダーというパッドコントローラーで対戦していました。

昔からアケコン、スティック操作がどうも苦手で、中学生時代に3,4回ゲーセンで対戦し、家ではそこそこ良い動きができるのにアケコンでは思うようにキャラを操作できず負けるという経験をしてからはずっとアケコンを避けてきました。
ただ、パッドコントローラーだと「連打系の技」や「溜め技」、「一回転コマンド」を使用するキャラはとても使いづらいです。
なので、必然的にそういうキャラを選択しませんでした。
そこで、新しくヒットボックスというコントローラーの存在を知り、私の中でトキメキのような感覚を感じたので購入することにしました( ・ิω・ิ)b
実際に3か月使用してみて、私が感じたメリットデメリットをまとめたいと思います。
hitBOX(ヒットボックス) メリット
①正確な操作が身に付く
私がパッドコントローラーでぶっぱする(無敵技を出す)とき、十字キーをぐちゃぐちゃ押して出す、というような感じで出していました。
又、CA(超必殺技)もコマンドが「↓↘→↓↘→+P」で出るので、十字キー斜め下を中心にぐちゃぐちゃしてからPを押したら出る、という感じで、正確な入力を行わず技を出していました。
ですので、出る確率はとても高いのですが、出ない時も勿論あるわけです。
ヒットボックスの場合、入力方法がボタン式なので、パッドコントローラー操作時よりは自分が入力したい方向をしっかり意識して入力するようになりました。
指の動作がパッドよりは大きくなるので、必然的に精確性は増すと思います。
②溜め技、一回転コマンドが圧倒的に入力しやすい
私はヒットボックスを使用するようになってから「ザンギエフ」というキャラをサブキャラとして使用するようになりました。
ザンギエフには、スクリューパイルドライバーという技があり、コマンドは
「→↘↓↙←↖↑+P」
という内容になっており、一回転させなければなりません。
これがヒットボックスだととても入力がしやすくなります。
私が実際に入力している手元動画はこちら↓
スクリューパイルドライバーは簡易コマンドとして
「→↓←↑+P」
で出ます。
なので、左手人差し指で滑らせて「→↓←」を入力し、最後に右手で「↑P」を押すと技が出てくれます。
この際のコツとしては、右手の「↑P」の入力を、「↑」を「P」より気持ち早く入力する事で安定して出す事が出来ます。
こういった入力方法が出来るのはヒットボックスならではのメリットですよね^^
溜め技も感覚的にはパッドより出しやすいです。
何故かと言うと、
「ニュートラルを介さずに反対方向の入力が出来る」
ですね。
これはhitBOX(ヒットボックス)で検索かけたら真っ先に出てくる情報、
「理論地上最速の入力が可能」
という理由が、溜めキャラでは顕著に活きてくるからだと思います。
プロゲーマーである梅原大吾さんも、実際20年以上も触り続けたスティック型のアケコンよりもヒットボックスの方が溜めキャラ(ガイル)には合ってると明言しており、実際ご本人もヒットボックスを使用されています。
ヒットボックスもキャラによって向き不向きはあるのかもしれません.
ですが、私は「かりん」という凄くコマンド入力がタイトで指が忙しいキャラを使用していますが、なんとかストリートファイターVのダイヤモンド帯で生き残れています。
※2020年9月時点での話です。
そこから中々上がれませんが;;
③コマンド入力がリズムで覚えられる
これは私独自の感覚になるかもしれません。
ヒットボックスは全ての入力がボタンになった事になりました。
そしてボタンを押す際には「タンッ」という押す音が発生します。
「タンタタン」「タタンタン」
など、右手左手のボタンを押す際に発生した音により、リズム的な感覚でコマンド入力を覚える事が出来ます。
「何を言ってるの?」
となっちゃうかもしれませんが、私的にはこれって結構でかい要素じゃないかなと感じています。
リズム、音を司るのは右脳の働きであり、右脳も使用したプレイが可能となるのは高いレベルで戦っていくには結構大きい要素になり得ると思うからです。
ボタンを押す音を聴いて耳も活用しながら対戦する。
そうすることでより入力精度が上がると私は感じています。
戦略、分析は左脳ですが、感覚的なものは右脳の働きです。
脳全体を使用してプレイした動きは、片方どちらかに偏っただけのプレイと比べると必ず差が出てきます。
そういう意味合いでも、ヒットボックスはリズムゲーム的な感覚でも楽しめるコントローラーだと思います。
hitBOX(ヒットボックス) デメリット
①高価
Amazonで「30,882円」。純粋に高いですよね。笑
私はメルカリで2万円で購入しましたが、それでも高いと感じています。
とても良いコントローラーなのですが、出来れば新品で15,000円前後で買いたかったなーと思いました。
②慣れるまで時間がかかる
私が慣れるのにかかった時間は丸々1ヵ月ぐらいでした。
そのことについて書いた記事はこちら↓

購入当初、朝から晩まで指の動きを練習していましたね。笑
通勤時間、仕事中の空いた時間、昼休み…
とにかく時間が空いたらヒットボックスのボタン配置とキャラの動きをイメージしてひたすら指を動かしていました。
特に左手の薬指の動きを強く意識しながら練習していました。普段あまり使わない指なので、最初は結構苦戦しましたよ。投げ出したいくらいに(*_*)。
こんなトレーニング器具を購入してまで練習していました。笑
というかこれは今でも使用しています。
安くて手軽、持ち運びもできて尚且つ指の運動にもなるのでお勧めです^^
この器具について書いた記事はこちら↓

③スティック型、十字キーではあり得ないミスが出る
これは私自身が今でも直面している問題です。
十字キーやアケコンで波動拳(↓↘→+P)を出すとき、スティックや指を滑らせて入力すると思うのですが、ヒットボックスではそうはいきません。
しっかりと
↓! ↘! →! P!
と入力しなければ波動拳は出てくれないんですね。
よくあるミスが
「↓→+P」
です。
「↘」が入力されていないため、このコマンドでは波動拳が出てくれません。
ヒットボックスを使用される方が直面する問題の中でもかなり大きい問題だと思います。
これの解決策は・・・
練習あるのみです( ;∀;)
とにかく左手に「↓↘→」、「↓↙←」の感覚を覚え込ませるしかないです。
私がお伝えできる感覚としては、
「中指を離すのを少し待て!」
です。
ヒットボックスでの斜め入力は中指と薬指、又は中指と人差し指が同時に押されていないと成立しません。
ここでキーとなるのは
「中指を離すタイミング」
です。
とにかく中指に意識を集中させ、気持ち中指をボタンから離すのを遅れさせる。
これで私はなんとか技を出す事が出来ています。(たまにミスりますけどね;;)
後、ちょっと伝えにくい私的な感覚ですが、指を離す際に上にあげる感覚ではなく、左右に滑らせる感覚で中指をボタンから離すと斜め入力が出来ている事が多いです。
言葉では表現しにくいので動画にしてみました。
※わかりやすく伝えるため、動作を大袈裟にして入力しています。
実際にはここまで大袈裟にはしていませんが、少しだけ滑らす感覚を持った上で入力しています。
そして、もう一つ多いミスが「しゃがみガード状態からの波動拳」です。
これも結構慣れるまで大変だと思います。
1P側でしゃがみガード状態「↙」だとします。
ここから、波動拳(↓↘→+P)を出そうと入力したとき、薬指と人差し指を入れ替える感覚で入力すると「↙↘→+P」になってしまい、「↓」が入力されていないため、これまた波動拳が出ません。
これも、ヒットボックスを使用していたら必ずぶち当たる壁だと思います。
これの私なりの解決策としては、
ボタンを全て押して「↓」を入力する
です。
これはヒットボックスを使用して2か月目に気付きました。笑
どういうことかと言うと、ヒットボックスは左と右をどちらも押している状態だと、どちらも入力されていない事になります。
ということは、全てのボタンを押している状態では、下方向への入力だけが適用され、左右の入力は無効化されます。
なので指で言うと、しゃがみガード(薬指+中指)から波動拳(左手全押し→中指+人差し指→人差し指)と全押し状態にしたら後は順に指を離していくだけなので、シンプルでわかりやすく、ミスも少なく入力する事ができます。
以上が私がhitBOX(ヒットボックス)を3か月間毎日2時間ほど使用して感じたメリット/デメリットです。
色々と練習が必要なコントローラーではありますが、それでも慣れたらとても画期的で有効的なコントローラーだと思いますので購入を悩まれている方は是非一度挑戦してみてはいかがでしょうか?^^
今後もヒットボックスに関して気付いたことがありましたら記事にしていきたいと思います!
マスターリーグ目指して頑張ります!
( ・ิω・ิ)!!
ノシ
コメント
コメント一覧 (2件)
レバーレスで検索してたら漂着したが…まさかこんなにすげぇなんて…
レバーレス甘く見てたぜぇ…
軽い気持ちで買ってやってみようと思った自分をぶん殴りたいのでありがとうございました。
自分には無理やでぇこれは…
1カ月ぐらいは練習必須のアイテムですっ笑
最初の1カ月はマジで何度も心折れかけました^^;
「波動拳が出せないとかある?!」
って何回も思いましたもん。
私の場合、アケコンのジョイスティックが昔から使えなかったので、ヒトボを知った時に
「このコントローラーは絶対に使えるようにする!」
っていう強い誓いを立てたうえで取り組んだのでなんとか心折れずに使えるようになるまで練習することができました。
Vさんも、程よく自分を甘やかしながら
「ゲームを楽しむ」
という目的をブラさずにヒトボ練習頑張ってください!